新年早々からtlptexliveリポジトリが更新されていますよぉ!

新年早々から、TeX Live 2012向けのtlptexliveリポジトリが更新されましたよ!私もMac OS X向けバイナリの作成をお手伝いしました*1

TeX Live 2012がリリースされてから、半年が過ぎました。TeX Liveに収録されているパッケージは、バイナリパッケージをのぞき、更新され続けています。

一方、バイナリパッケージは、原則的に年に一度しか更新されません。tlptexliveは、この点を補うもので、次期バージョンが出るまでの間、日本語TeXの改善をいち早く取り込んだバイナリを提供します。また、tlptexliveに含まれるパッケージのうち、pxdviなど、公式のTeX Liveリポジトリに取り込んでいない(取り込めない)ものがあります。

Vine Linux 6のパッケージからインストールできるTeX環境は、TeX Live 2009をベースにしたptexlive 2009です。新しいTeX環境をいち早く使いたいユーザは、最新版のTeX Live 2012をインストールするとよいでしょう。

今年もこの言葉から始まります!

*2

*1:universal-darwinバイナリを作るのに、gccコンパイラオプションにはまった(^^;; TeX Live 2012のuniversal-darwinバイナリは、i686に対してはSDK: MacOSXSDK10.6.sdk; -mmacosx-version-min=10.5、ppcに対してはSDK: MacOSXSDK10.6.sdk; -mmacosx-version-min=10.4でそれぞれビルドしているっぽい。あと、freetype2のリンクするときに、はまったり(^^ こちらは、結局 -frameworkをいくつか追加して対処した。

*2:Mac OS XにバンドルされているZapfino.ttfを使って、pdflatexで出力。