愛情をたっぷり込めてキーボード Realforce 106 を掃除してみた
人間とコンピュータとの会話で大事なインタフェースは何か?
それは、万年筆ともいうべき、キーボード=鍵盤です!
もちろん、マウス、マイク、電子ピアノなどあるけれども、やはりキーボードなくして、文字情報を正確にコンピュータに伝えられるのは、今のところ難しいですね。誰でも大事な万年筆は手入れをするでしょう。手になじんだ万年筆であれば、なおさら大切にお手入れをします。
日頃から Vine Linuxのメイン機で使っている Realforce 106 LA0100 を分解して掃除しました。
分解
キーボードによっては、プラスドライバを利用して、ネジ開けるものもあります。むしろ、こっちの方が主流な気がします。Realforce 106 の場合、マイナスドライバで背面に3カ所あるフックをはずすだけで、前面カバーがはずせます。
キートップ
Realforce の場合、安心してキートップをはずせます。無理に外さない限り、壊れるということはあり得ないと思います。と言いますのは、"静電容量無接点方式" なので、キートップをはめ込んでいる台との接続が非常に簡単な構造となっています。IBM 5576-A01 のようなメンブレンでも類を見ない "座屈ばね機構" のような複雑な構造ではありません。
まず、あらかじめ用意した洗い桶にぬるま湯を貯めて、中性洗剤を溶かしておきます。
キートップを1つずつ外していき、そのお湯の中に投げていきます。キートップを外すときはできれば、専用の工具を使うとよいです。ベストなのは、こういう工具です。
キートップを全部外したら、がしゃがしゃと洗います。
洗い終わったら、よく中性洗剤を洗い取り、さっとぞうきんで水気を取ります。料理番組ではありません(w
あとはキートップを乾燥させます。自然乾燥だと結構時間がかなるので、ドライヤで乾かしてしまいます。このとき、プラスチックが溶けてしまわないように、まんべんなく温風を当てながら乾かします。例えると、セミロングな女性の髪を乾かすような感じでそぉーっと優しく丁寧に撫で撫でです(w これ大事ですよ!
基盤を支えている台と前面カバー
一方、キートップを外し終わった台には、きっとほこりやゴミがたくさん貯まっていることでしょう(この写真は公開できません(w)。エアーダスターでほこりやゴミを吹き飛ばし、こびついている汚れなどがあれば、必要に応じて丹念に綿棒でお掃除していきます。
また、前面カバーはただのプラスチックですので、お湯と洗剤で洗ってしまいます。これは簡単です。
復元
すべてを洗い終わったので、復元作業です。地道にキートップをはめ込んでいきます。キートップの接続部を真上からぐっと押し込むと、きれいに収まります。
手元に同じレイアウトのキーボードをもう1つ置いておくと、キートップのはめ込みに困りません。別のキーボードを所持していない場合は、キー配列 - Wikipedia のようなページを参照できます。
キートップをはめ込んでいる途中です。キートップを紛失していると涙目になります。ちなみに、もう1つ写っているのは、DELL SK-D100M というアルプススイッチの黒軸キーボードです。こちらも良いキーボードですね。
すべてキートップをはめ込んで、前面カバーを付けると、元通りに戻ります。
新品のようにきれいになりました。こうやってお手入れをすると、キーボードにも愛着を持つようになります。
さぁー、気分一新して、Vine Linux のメンテナンスを再開するぞ!